久しぶりに「愛のコリーダ」を見ました。
最近ちょっと話題になっていた「阿部定事件」をモチーフに大島渚監督がつくった映画です。
かなりセックスシーンが多くて、当時は日本での解禁は、もちろんモザイク処理がされており、2000年に完全ノーカット版で再上映された際も、モザイクなしでは公開されていないほど、過激な性描写の多い映画で知られています。
阿部定事件に関しては、Wikipediaをご覧いただきたいです。
彼女の人生は、幸せだと言えるものではなかったように見えます。
でも、芸姑や娼婦であっても、人間の情愛のもつロマンチシズムがあり、男と女が愛し合うとは、理屈ではないもっとドロドロとした、いや、言うなれば動物的なものかもしれません。
そういう部分に大島監督は、映画業界へハードコア・ポルノという新ジャンルに大きな反響を生んだこの映画を創り出したバイタリティは、想像を絶するものです。
こちらのサイトを読めば、当時の映画製作について書かれています。
2000年当時、私は小さなマイナー映画館でこの映画を見ました。
25歳だった私には、それまでのセックスシーンなんて印象に残らないくらい、男性器を切り取られたおぞましいラストシーンがとても衝撃的だったのを覚えています。
なんか小便臭そうなその映画館にきているのは、みんな中年そこそこの男性ばかり。
そんな中、20半ばの女性が一人、こんなポルノ映画を見ているのですから、今考えると、よく行ったなぁと思うほどです。
そして、17年たった今、再度同じものを無修正でみてみました。
今はインターネットで簡単に海外動画としてアップされている無修正版をみることができます。
あえて、ここにはリンクは貼りません。
ご自身で英語タイトルで検索してみてください。
あの藤竜也や見たことがある男優たちの息子スティックがもろ出しなのは、これまた衝撃的でした。
正直いって、無修正よりモザイクがあったほうがいいと思います。
なぜなら、想像力を働かせるほうがいいからです。
だって、名優のモノが「想像より小さい」だなんて、ちょっとショックじゃないですか・・・。
Wikipediaには、実際の石田吉蔵のは、平均的サイズだったとありますけど・・・。
私はそういう日本の全部見せないチラリズムって、どこかワビ・サビに通じるものがあると思うんだけど、強引でしょうか。